私たちのグループはALMA計画を支援しています
現在、アメリカ合衆国、ヨーロッパ、そして日本の電波天文学者の方々が南米のアタカマ山中に巨大な電波干渉計システムを建設中です:ALMA = Atacama Large Millimeter Array。口径12mのパラボラアンテナ68台と口径7mのもの12台(合計80台)を組み合わせた電波干渉計で、ミリメートル及びそれより一桁短いサブミリメートルの波長帯で観測ができます。分子ガス雲から誕生する恒星の形成過程、遠方銀河の形成過程なの解明に活躍が期待されています。
この計画の支援のために、福井康雄さん(名古屋大学)が監修した本が出版されています:
「私たちは暗黒宇宙から生まれた」(日本評論社)
谷口も第2章「銀河誕生」を執筆して、この本に参加しています。是非ともお読み下さい。なお、本書の印税はすべて財団法人平成基礎科学財団に寄付されています。皆様にも、ALMA計画、宇宙、天文学、そして広く基礎科学に関心を持っていただければ幸いです。